• トップ
  • 記事一覧
  • B.LEAGUEタイトルパートナー2年目を迎えたりそなグループが地域社会や社会課題の解決を目指して取り組む“変革と挑戦”とその先のビジョン
2025年10月31日

B.LEAGUEタイトルパートナー2年目を迎えたりそなグループが地域社会や社会課題の解決を目指して取り組む“変革と挑戦”とその先のビジョン

  • 本記事はNumber PLUS「Bリーグ2025-26公式ガイドブック」の内容を掲載したものです。text by 石井宏美(Hiromi Ishii)
Bリーグ2024-25シーズンファイナルのティップオフ時の写真
B.LEAGUE 2024-25シーズンFINALSのティップオフ(©B.LEAGUE)

昨季からB.LEAGUEと様々な形で協業するりそなグループ。記念すべきリーグ10周年に向けて描くビジョンとは―。

タイトルパートナーとしての1年を振り返って、いかがですか。

昨年、新たな一歩を踏み出したことで、これまでは見ることができなかったいろいろな景色に触れることができた1年となりました。改めて、同じ志を持って、共に前進することができる最良のパートナーに出会えたと、そう確信しています。Bリーグの理念に共感された多くのパートナー企業、自治体の方々、そしてファンの皆さんを始めとする様々なステークホルダーとの出会いとつながりは、多くの学びと共に、新しい可能性を見出すことのできる素晴らしい機会だったと思います。

りそなホールディングス 南社長の写真
りそなホールディングス 取締役兼代表執行役社長兼グループCEO・南昌宏 1965年6月6日生、和歌山県出身。1989年埼玉銀行(現・りそなグループ)入行。
りそなホールディングスグループ戦略部長、取締役兼執行役オムニチャネル戦略部担当などを経て、2020年4月より現職(©Takuya Sugiyama)

また、Bリーグと共に地域社会の課題解決に関する取り組みがスタートするなど、りそなグループとしても新たなチャレンジの輪が広がっています。

Bリーグの成長を表す、入場者数の推移のグラフ。コロナ前のシーズンに比べ2024-25シーズンは約2倍に増加
昨季のB.LEAGUE入場者数は過去最高を記録
タイトルパートナー就任をきっかけに、具体的にはどのようなことに取り組まれていますか。

りそなグループも、「地域」と「リテール」という2つの軸を大切にしていますが、Bリーグが掲げる「感動立国」というビジョンは、我々が大切にしている想いとも深く通じています。Bリーグとの出会いは、金融の枠を超えて、地域にどんな価値を提供できるのか、もう一度、我々が原点を見つめ直すきっかけとなりました。

2005年から始まったお金の大切さや働く意義を楽しく学んでいただく小学生向けの金融経済教育プログラム「りそなグループキッズマネーアカデミー」においても全国9クラブと連携することができ、Bリーグと各クラブの所属選手のご協力のもと、「金融+バスケ」の特別教室を開催しました。バスケットボールを楽しみながら、金融リテラシーを高める新たなチャレンジとして、子どもたちの成長を後押ししていきます。

選手と子どもたちが一緒に机を囲みながら、金融教育プログラム「キッズマネーアカデミー」に参加している写真。
バスケットボールを融合した小学生向け金融経済教育「りそなグループキッズマネーアカデミー2025」の特別授業を開催(©RESONA Group)

また、Bリーグ オールスターゲーム ウィークエンド 2025 IN FUNABASHIでは、Bリーグに所属するクラブ、選手、ファン、ステークホルダーの皆さんと共に貧困問題の解決や食品ロス削減を目指す「フードドライブ」も実施しています。

金近廉選手がフードドライブで集まった食品の仕分けをしている写真
B.LEAGUE Hopeと連携し、家庭などで消費しきれない食品を集めて、食品を必要としている地域の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設などに寄付する「フードドライブ」を実施(©RESONA Group)

さらに今年1月からはテレビ朝日および朝日放送テレビで、各クラブや選手がコート外で取り組む地域・社会貢献活動と、それを支える地域の方々の取り組みを紹介する、ミニ番組「And One」の提供も開始しました。こうした取り組みを通じて、各クラブや選手が、地域社会の発展に貢献する姿をご紹介していければと考えています。

グループ内での変化については、どう感じていますか。

グループ3万人の従業員が、仕事を超えて一つになれるもの、みんなが夢中になれるものが必要だと感じ、昨年、一歩目を踏み出しました。時間の経過と共に、その思いは、確信に変わり始めています。いろいろな職場で、Bリーグと共に何ができるのか。りそなグループのパーパスである「金融+で、未来をプラスに。」にどのようにつなげるのか。そして、我々が具体的にできることや新たな事業のアイデアなども数多く寄せられています。さらに、従業員一人ひとりが全国の各クラブに関心を持ってもらうための「推しクラブ」を決める企画も始まっています。

また、「百聞は一見にしかず」であり、従業員やその家族、お取引先も含めて、できるだけ多くの方々に、臨場感あふれるBリーグの試合を実際に体感していただくことが、変化の起点になると考えています。昨季は、のべ1万9000人が観戦しましたが、今季はより多くの方々に足を運んでいただき、バスケットボール、Bリーグの面白さや魅力を体感してほしいと思います。

今後の展望についてはどのようにお考えでしょうか。

私も、宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスのファイナルを観戦しましたが、両クラブの選手たちが繰り広げる手に汗握る熱戦、素晴らしいアリーナの演出、そして、ファンの皆さんの熱狂に圧倒されました。あの盛り上がりが地域に根付き、一体感を醸成することができれば、まさに地域活性化の一つのハブ機能を果たせるものと考えています。また、アリーナにも大きな可能性を感じています。幅広い利活用に向けた工夫や連携、所有形態や調達手段の多様化など、これまでとは異なる取り組みに繋げていけるのではないかと思います。

  • Bリーグ2024-25シーズンファイナルで、りそなホールディングス南社長が宇都宮ブレックスのD.J・ニュービル選手にMVPを贈呈している写真
  • Bリーグ2024-25シーズンファイナルで、りそなグループが出展したブースに親子で参加している写真
「チャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)」の表彰や、声の大きさが応援ポイントとしてカウントされる特設ブース「BATTLE OF THE SHOUT」の設置などFINALSでも様々な取り組みを実施(©B.LEAGUE)

今季は2016年に開幕したBリーグが10周年という大きな節目の時を迎えます。その記念すべき瞬間をタイトルパートナーとして迎えることができる幸せを、今かみしめています。今季も、Bリーグを支える各地域の熱狂的なファンの皆さん、パートナー企業、自治体の方々、そして、すべてのステークホルダーの方々と共にBリーグを盛り上げていきたいと思います。

また、2026-27シーズンからの「B.革新」に向けて、現在Bリーグは大きな変革の途上にありますが、りそなグループもまた、リテールのフロントランナーを目指して、これからもお客さまのために弛まぬ変革に挑戦していきます。

2025-26シーズンの成功と次なる20周年に向けて、Bリーグが力強く、そして大きな一歩を踏み出されることを心より祈念しています。我々りそなグループも、Bリーグのすべての関係者の皆さんと共に、これからも二人三脚で走り続けてまいります。

  • 各クラブや選手がコートの外で取り組む地域・社会貢献活動、それを支える地域の方々が踏み出したプラスの一歩、「And One」の物語を紹介するミニ番組。

    りそなグループの提供で、毎週木曜日23時10分からテレビ朝日および朝日放送テレビで放送中。

  • 各クラブや選手がコートの外で取り組む地域・社会貢献活動、それを支える地域の方々が踏み出したプラスの一歩、「And One」の物語を紹介するミニ番組。

    りそなグループの提供で、毎週木曜日23時10分からテレビ朝日および朝日放送テレビで放送中。