「みなとAファンド」による投資実行について
2021年6月2日
株式会社 みなと銀行
みなとキャピタル株式会社
関西みらいフィナンシャルグループのみなと銀行(社長 武市 寿一)、みなとキャピタル株式会社(社長 山下 勝司)が共同で設立した「みなとAファンド投資事業有限責任組合」は、2021年5月、サグリ株式会社(以下、サグリ)への投資を実行しましたのでお知らせします。
サグリは、2018年6月に設立された、衛星データのAIによる解析技術で農業事業の支援等行うベンチャー企業です。衛星データを解析しAI技術を用いて耕作放棄地である確率を提示するアプリ「ACTABA(アクタバ)」は、90％以上の精度を保ち、効率的な農地パトロールを実現し、耕作放棄地の早期発見を通じて有効活用・地域活性化に寄与していくことが期待されます。また、農地のデジタル地図化を大きく進展させる「AIポリゴン※」や、「営農サービス」等の独自の技術を有しております。
今後、農業分野でもDX(デジタルトランスフォーメーション)への流れが加速する中で、衛星データを活用する市場も大きな成長が見込まれています。
今回の投資は、事業成長を加速させるための開発に充当するものです。主に3つの農業課題(農地の集積化、デジタル地図化の加速、最適施肥による収益化)において、二酸化炭素削減といったSDGs課題を含めたソリューション開発に取組み、課題解決に繋がることが期待されます。
みなと銀行グループは、今後も地域の皆さまへの様々な金融・情報サービスの提供を通じて、地域経済の発展に貢献してまいります。
【投資案件の概要】
| 投資先名 | サグリ株式会社 代表取締役 坪井 俊輔(つぼい しゅんすけ) |
|---|---|
| 所在地 | 本社：丹波市氷上町常楽725番地1 事業所：東京都新宿区西新宿3-9-7 BIZMART西新宿3F |
| 事業内容 | 情報通信サービス業(衛星データの解析等による農業関連ソリューションを主体とする) |
| 投資額 | 20百万円 |
| 投資形態 | 第三者割当増資 |
- ※AIポリゴン：ポリゴンとは「多角形」を意味する英単語で、線で囲まれた多角形の面データのこと。GIS(地理情報システム)では、ビルや家の形をポリゴンで表している。AI技術により自動生成を可能としたもの。