2020年3月期 連結業績目標の修正及び固定資産の減損損失の計上並びに期末配当予想の修正に関するお知らせ
2020年4月30日
株式会社 関西みらいフィナンシャルグループ
当社は、2019年4月に傘下の株式会社関西アーバン銀行、株式会社近畿大阪銀行の合併を通じ株式会社関西みらい銀行を発足、同10月には両行の事務・システム統合を無事完了させることができました。
現在、当社は第1次中期経営計画策定時から大きく変化した内外環境にいち早く対応し、「体制整備」から「独自ブランドの確立と真価発揮」のステージへ速やかに移行していくため、新たな中期経営計画(対象期間:2020~2022年度)を策定中であります。新中計では「チャネル改革」「生産性の向上」などのテーマに取組んでいく方針としており、お客さまへのサービス拡大・向上に経営資源を重点的に振り向けていくため、関西みらい銀行において、大阪府下を中心に共同店舗化の更なる促進やATM台数の最適化等を進めていく予定であります。2020年3月期に、新中計において実施予定のこれら施策の実施を決定したことから、固定資産の減損損失を計上する見込みとなりました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による金融市場の混乱に伴い、有価証券関係損益が悪化する見込みとなりました。
これらの影響を受け、2019年11月8日に公表した2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結業績目標並びに期末配当予想を下記の通り修正することを取締役会において決議しましたので、お知らせします。
(修正理由の内訳)
- ※2018年4月の当社グループ経営統合時の企業結合会計処理により、グループ銀行と当社連結上の有価証券簿価が異なるため、連結決算のみ発生する減損処理
1. 2020年3月期 連結業績の前期実績値との差異及び連結業績目標数値の修正
(金額の単位:億円)
経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1株当たり当期純利益 | |
---|---|---|---|
前期実績(A) (2019年3月期) |
166 | 684 | 183円70銭 |
前回発表目標(B) (2019年11月8日公表) |
― | 125 | 33円56銭 |
当期業績見通し 今回発表目標(C) |
85 | 40 | 10円73銭 |
増減額(C-A)又は(C-B) | △81 | △85 | ― |
増減率(%) | △48.8 | △68.0 | ― |
2. 固定資産の減損損失の計上
(1) 減損損失発生の理由
上述のとおり、関西みらい銀行において、共同店舗化による移転予定店舗等の固定資産について、 減損損失を計上する見込みであります。
(2) 減損損失額
主な用途 | 種類 | 減損損失額 | |
---|---|---|---|
関西みらい銀行 | 営業店舗等 | 土地及び建物動産等 | 75億円 |
3. 2020年3月期の期末配当予想の修正
当社は、地域金融機関グループとしての公共性に鑑み、当社の資本・財務政策上の課題に配慮し必要な自己資本比率を確保しつつ、安定的な配当を継続することを基本方針としております。
2020年3月期の期末配当については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により先行きへの不透明感が強まる中、地域金融機関として金融仲介機能を発揮しお取引先を支援していくため、自己資本の一定水準維持が必要であること、また、1.の前期実績差異、業績目標の修正も踏まえ、誠に遺憾ながら前回発表比修正するものであります。