トップメッセージ
「リテールNo.1」の実現に向けて


平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2024年度上半期の日本経済は、緩やかな回復基調を辿り、国内の金融政策においても、7月に追加利上げが実施されるなど、「金利のある世界」が定着しつつあります。
こうしたなか、親会社株主に帰属する中間純利益は、1,142億円(前年同期比+317億円、同+38.4%)となり、期初業績目標(1,650億円)に対して69.2%の進捗率となりました。
資金利益とフィー収益の「双発」で業務粗利益が拡大するなど、主要ビジネスの堅調さが確認できるなかで、通期業績目標を1,750億円(期初比+100億円)に上方修正しました。また、不良債権比率は1.24%、自己資本比率は13.13%と、引き続き、健全な水準を維持しております。
株主さまへの還元につきましては、安定配当を継続しつつ、総還元性向「50%程度」を目指すという中期経営計画の基本方針のもと、本年5月に続き、11月にも200億円を上限とする自己株式取得枠を設定しました。1株当たりの配当金は、期初予想どおり、中間配当を11.5円、年間の配当予想を前年度比1円増配の23円とさせていただいております。なお、上方修正後の業績目標に対する総還元性向は53.3%となる見込です。
中期経営計画は、3ヵ年計画の折り返し地点を過ぎましたが、金融を取り巻く事業環境は大きな転換点を迎えています。こうした変化を前向きに捉え、改めて、グループの強みを活かしたビジネスのさらなる深掘と新たな価値創造に注力してまいります。
また、2025年1月、みなと銀行のシステムリニューアル(事務・システム統合)が完了することで、グループ連結運営のさらなる進化に向けて新たな局面を迎えることとなります。
今後も、パーパス(「金融+で、未来をプラスに。」)を基軸に、「お客さまの喜びが、りそなの喜び」という基本姿勢を決して見失うことなく、お客さまのこまりごと、社会課題の解決に全力を尽くす金融グループでありたいと考えております。
引き続き、りそなグループの挑戦に、変わることのないご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
2024年12月