デジタル変革の加速に向けた戦略的パートナーシップ強化について ~りそなホールディングスによるディアンドアイ情報システムの出資比率引き上げに関する基本合意~
2020年8月13日
日本アイ・ビー・エム株式会社
株式会社りそなホールディングス
日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長 山口 明夫、以下「日本IBM」)と株式会社りそなホールディングス(社長 南 昌宏、以下「りそなHD」)は、りそなHDが進めているデジタル戦略をより加速させてデジタル・IT分野のさらなる強化を図る目的で、ディアンドアイ情報システム株式会社※1(代表取締役社長:西殿 和成、以下「D&I」)の株式譲渡に関する基本合意書を本日、締結しました。りそなHDは2021年1月4日を実行予定日としてD&Iへの出資比率を15%から49%に引き上げる予定です。 なお、本株式譲渡については、株式譲渡に関する基本合意書に基づく各種承認および契約書締結ならびにD&Iの取締役会の決議等を前提としております。
本出資比率引き上げの狙い
りそなHDは中期経営計画の中で、「デジタル&データ」「デザイン思考」「オープン」の3つのドライバーを通じたビジネスモデル・経営基盤の次世代化を掲げています。
戦略的パートナーシップの強化を通じて、りそなHDのデジタル変革を加速化させます
りそなHDはデザイン思考※2やアジャイル開発※3を活用して戦略策定から試作品を用いた実現性検証を短期間で行い、新規ビジネス創出やプロセス変革を進めていきます。日本IBMおよびD&Iは、りそなHDのデジタル戦略の戦略的パートナーとして同一拠点で戦略策定からアジャイル開発までを行うことで、スピーディーなソリューションを提供する予定です。
デジタル・IT人材の大幅な拡充・強化を図ります
りそなHDは業務に柔軟に対応できるD&Iのデジタル・IT人材を増員するともに、専門的なデジタル分野の人材を日本IBMから受け入れることを検討し、りそなHDの中期経営計画で掲げたデジタル・IT人材の1,000名体制を目指します。また、日本IBMのIT分野における採用や人材育成面におけるノウハウを活用することで、デジタル・IT人材の育成を行う予定です。
【イメージ図】
【ディアンドアイ情報システム株式会社の概要(2020年4月1日現在)】
会社名 | ディアンドアイ情報システム株式会社 |
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本社所在地 | 大阪府豊中市新千里西町1丁目2番13号 |
代表者 | 代表取締役社長 西殿 和成 |
資本金 | 1億円 |
株主 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 85% 株式会社りそなホールディングス 15% |
- ※1D&Iは、日本IBMとりそなHDの合弁会社で、システムの開発・運用から保守まで一貫したITソリューションをりそなHD中心に提供しています。
- ※2デザインに必要な思考方法と手法を利用して、ビジネス上の問題を解決するための考え方。
- ※3システムやソフトウェア開発手法の一つで、大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装と開発を進めていくことで、従来の開発手法に比べて開発期間が短縮される。