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りそなグループ経営態勢の強化に向けて ~関西みらいフィナンシャルグループ完全子会社化~

2020年11月10日

株式会社 りそなホールディングス
株式会社 関西みらいフィナンシャルグループ

1. 関西みらいFG経営統合における成果

2018年4月関西みらいFGの経営統合以降、「関西の未来とともに歩む新たなリテール金融サービスモデルの実現」に向けて関西みらいFGのグループ内融合、りそなグループとのシナジー発揮と平行して、関西みらい銀行の合併、事務システム統合、チャネルネットワークの最適化、みなと銀行のお客さま向けサービス統合への着手等、スピード感のある経営改革を実行

関西の未来とともに歩む、新たなリテール金融サービスモデル

地域社会の発展・活性化への貢献

  • 各行が培ってきた強みの共有
  • ワンストップで高度な金融サービス、ソリューションの提供

生産性とお客さま利便性の両立

  • オペレーション改革のノウハウ共有
  • 事務・システムの統合等

本邦有数の金融ボリュームに相応しい収益性・効率性・健全性の実現

  • 活力ある関西市場のポテンシャル
  • スケールメリットによる優位性

これまでの実績

  • 関西みらいFGによる経営統合(2018年4月)
  • 関西アーバン銀行・近畿大阪銀行合併による関西みらい銀行の発足(2019年4月)
  • 関西みらい銀行における事務システム統合完了(2019年10月)
  • ビジネスプラザこうべ、びわこの開設(2019年10月)
  • 旧関西アーバン銀行店舗における17時営業スタート(2019年10月)
  • 関西みらい銀行におけるチャネルネットワークの最適化の実施(順次実施中)
  • 関西みらい銀行におけるセブンデイズプラザの新規開設(3拠点)(2020年10月)
  • みなと銀行におけるお客さま向けサービス統合への着手(第一弾としてファンドラップ取扱を2020年10月から開始)

2. 関西みらいFG完全子会社化の背景・目的

  • マイナス金利の長期化、銀行間の提携や統合、他業態による金融ビジネスへの参入等による競争激化に加えて、コロナ禍による深刻な影響が懸念される情勢にあるなど、事業環境は激変
  • 関西圏へのさらなるコミットメント、およびコロナ禍における地域経済・お客さまをりそなグループ一体で支えることを使命と捉え、グループ経営力の強化を加速度的に実現するため、関西みらいFGの完全子会社化を実施

りそなグループをあげた関西圏へのさらなるコミットメント

マザーマーケットであり、経済活動の活発化が期待される関西圏へ関西みらいFGと一体で地域とともに成長するりそなグループを実現

  • りそなグループの銀行各社が特色のある営業戦略・スタイルのもと力強く成長

りそなグループ一体での経営力の強化

コロナ禍の長期化も見据えてグループ一体でお客さま・地域経済を支える経営力強化

  • りそなグループが目指す「リテールNO.1」に向けたスピードを加速
  • 社外流出の抑制を通じた資本基盤の拡充・総資産収益率(ROA)の向上

ガバナンス強化を通じたグループ一体運営の加速

中期経営計画の確実な達成

  • 現中計で見込む、シナジー110億円(2023/3期)の達成に向けたグループ一体での施策展開

経営資源の最適化を通じたさらなる経費コントロールの実現

  • りそなHD・関西みらいFGの一体運営を通じた本部機能のスリム化
  • グループチャネルネットワークのさらなる最適化
  • 効率的な事務集中体制構築 ⇒ エンティティを超えた人財再配置加速

⇒速やかにグループ経営体制協議会を設置し、具体的施策展開について協議に着手

3. 関西みらいFG完全子会社化の概要

2021年4月1日 関西みらいFGを完全子会社化

  • 関西みらいFGの既存株主に多様な選択肢を提供し、かつ当社既存株主のEPS希薄化を抑制する目的から、株式交換を中心とした以下のステップで実施

①株式公開買付け※1

2020年11月11日~12月9日 関西みらいFG株式を1株あたり500円で取得

②株式交換※1

効力発生日2021年4月1日 りそなHDを株式交換完全親会社、関西みらいFGを株式交換完全子会社とする簡易株式交換 上記株式公開買付けに応募されなかった全株式が対象
交換比率1.42株(関西みらいFG株式1株に対して交付するりそなHD株式数)

③自己株式取得※1

完全子会社化後速やかに実施 市場買付けによる自己株式取得
本株式交換に伴うEPSの希薄化に対応
  • ※1詳細は2020年11月10日リリース『株式会社りそなホールディングスによる株式会社関西みらいフィナンシャルグループの完全子会社化に向けた株式交換契約の締結(簡易株式交換)等に関するお知らせ』をご参照

完全子会社化後の関西みらいFGの経営体制

  • 完全子会社化後も関西みらいFGの経営理念・経営方針は不変
    • りそなグループにおける関西特化の金融サービスグループとして、関西みらい銀行・みなと銀行が基盤とする地域・お客さまとこれまで以上に向き合い、密接な関係を継続
    • 地域密着型の地銀連携のモデルケースとして存在感を発揮し、地銀再編の将来性を引き続き検討

4. 関西みらいFGとしての意義

  • 本件により、経営態勢の強化、りそなグループのソリューション機能・経営資源の最大限活用、資本基盤の安定性向上が図られ、コロナ禍における地域経済・お客さまをより強力に全力でサポート

関西みらいFGの存続

  • 関西みらいFGの経営理念は不変

経営理念

関西の未来とともに歩む金融グループとして、
お客さまとともに成長します。
地域の豊かな未来を創造します。
変革に挑戦し進化し続けます。

  • りそなグループの中で、関西に根差した地域金融グループとして、関西みらいFGブランドを確立していく

想定効果

顧客サービス・利便性の向上

  • りそなグループのソリューション機能(信託・不動産、国際業務、関連会社)の一体的展開を通じたビジネスサポート機能の強化
  • りそなグループの顧客取引基盤・情報を活用したビジネスマッチング、M&A情報等のより充実した情報提供、提案の実施

コストシナジーの発揮

  • りそなグループとの共同店舗施策等の活用なども含めたチャネルネットワークの更なる最適化
  • 関西みらいFG・りそなグループでの本部一体運営の推進による本部人員スリム化の加速
  • 関西みらいFG・りそなグループ全体での事務集中体制の見直し、企業不動産戦略の検討等、業務基盤の再構築

資本基盤の安定性向上

  • 地域経済を支える為に必要な資本基盤の補完体制の整備
  • 社外流出抑制による資本基盤の拡充など、柔軟な資本政策
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