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ローコード開発ツールを活用した新たな営業店システムの構築について

2021年4月16日

株式会社 りそなホールディングス

りそなホールディングス(社長 南 昌宏)は、お客さまに分かりやすいシンプルな事務手続きの実現やコミュニケーションを軸とした店頭スタイルの確立に向けて、ローコード開発ツールを活用した新たな営業店システム※1を構築します。なお、今回構築する営業店システムはりそな銀行および埼玉りそな銀行において、4月より順次切替・導入していきます。

ローコード開発とは

ローコード開発とは、できる限りソースコードは書かずに素早くソフトウェア開発を行う手法やその支援ツールを指します。システム開発における工程の省略化や自動化を通じて、開発期間の短縮化やケアレスミスのない高品質で安定したシステム開発が期待されています。りそなHDはGeneXus S.A.社が提供する「GeneXus」というローコード開発ツールを採用しています。

開発期間の短縮化を通じて、お客さまに新たな価値をスピーディーに提供します

業種を問わず様々な分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)が求められている中、従来の長期間にわたるシステム開発手法に見直しが迫られています。りそなグループとNTTデータソフィア株式会社※2では、お客さまに新たな価値をスピーディーに提供するべく素早いソフトウェア開発が実現できるローコード開発ツールを活用し、新たな営業店システムを従来の半分以下の工期で開発しました。

新たな営業店システムの構築を通じて、次世代の店頭サービス提供モデルを実現します

今回のシステム構築によって、銀行事務専用の金融端末で行っていた業務の大部分が汎用的なデジタル端末で受付可能となります。金融端末を半減させ、端末更改コストを削減すると同時に、固定化された金融端末からタブレット型のりそなグループタブレット※3や着脱可能なPC端末に移行していきます。ロケーションフリーでご相談できる店頭スタイルを確立することで、お客さまに新たな価値体験を提供します。

りそなグループは2020年に公表した中期経営計画において掲げる基盤の再構築の中で、多様なサービスの安全・安定的な提供とコスト削減の両立を目指しています。今後も単なるデジタル化に留まることなく、仕組みやプロセスを構造的に変えるDX戦略を推進することで、新たな顧客体験の創出に取り組みます。

  • ※1店頭における事務処理やお客さま対応業務をサポートするシステム。
  • ※2NTTデータ株式会社とりそなホールディングスの合弁会社で、りそなグループにおけるシステムの開発・運用から保守までトータルサービスを提供しています。
  • ※3定期預金や振込等のお取引をお客さまご自身でも操作可能な端末。
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