株式会社ノヴァへのシンジケーション方式によるソーシャルローンの実行について
2023年1月31日
株式会社 埼玉りそな銀行
りそなグループの埼玉りそな銀行(社長 福岡 聡)は、お客さまとともに持続可能な社会を目指す取り組みの一環として、株式会社ノヴァ(代表取締役社長 ブッシュ 一木)に対して、シンジケーション方式の「ソーシャルローン」(以下「SL」)を本日実行しました。
SLとは、サステナブルファイナンスの1つであり、衛生・福祉・教育などの社会課題の解決に資金使途を限定した調達方法です。
当社初のSL! フェアトレードを後押しし、持続可能な社会の実現を目指します
ノヴァは、有機JAS認証ドライフルーツやナッツ等の有機食材の輸入および有機食品の製造販売を行っています。同社は「Organic and Fair (オーガニック&フェア)」を掲げ、環境への負荷をおさえて栽培された有機食材を、開発途上国の生産者から適正な価格で仕入れること で、生産者の持続可能な発展をサポートしています※。
当社は有機農産物の小規模生産者からの仕入資金に対して取引金融機関とシンジケートローンを組成するファイナンススキームを構築し、持続可能な社会の実現を後押しします。また、本借入は第三者評価機関である格付投資情報センターより「ソーシャルローン原則」および「ソーシャルボンド・ガイドライン」への適合性評価を得ております。
なお、本件は当社初のSLであるとともに、海外生産者の経済的支援を対象とするSLとして国内初となります。
【スキーム図】
【ソーシャルローンの概要】
借入日 | 2023年1月31日 |
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借入金額 | 1億円 |
借入期間 | 7年 |
資金使途 | スリランカおよびトルコから仕入れる有機ドライフルーツや有機ナッツ等にかかる運転資金(フェアトレード) |
アレンジャー兼貸付人 | 埼玉りそな銀行 |
貸付人 | 商工組合中央金庫等 |
第三者評価機関 | 株式会社格付投資情報センター(R&I) |
- ※仕入先の生産国ではフェアトレードで得た資金をもとに、子供保育や若年者を含めた一般の人々へのPCスキル習得支援などが行われています。