株式会社FRDジャパンへのブルーサステナビリティファイナンスの取り組みについて

2023年7月20日

株式会社 りそな銀行

りそなグループのりそな銀行(社長 岩永 省一)は、お客さまとともに持続可能な社会を目指す取り組みの一環として、 株式会社FRDジャパン(代表取締役 辻 洋一/十河 哲朗)へ、株式会社京葉銀行(頭取 熊谷 俊行)、三井住友信託銀行株式会社(社長 大山 一也)とともにブルーサステナビリティファイナンスの 枠組みを活用した融資契約を締結しました。

ブルーサステナビリティファイナンスとは、環境・社会課題等を解決し持続可能な社会の構築に資するサステナビリティファイナンスのうち、 特に海洋環境や海洋資源等の保全に貢献する事業での資金調達を指します。本融資に際し、FRDジャパンは「ブルーサステナビリティローン・フレームワーク」を策定しており、 本フレームワークと国際機関^※の定める原則等との適合性に対するセカンドオピニオンを株式会社格付投資情報センター(R&I)より取得しております。

陸上養殖の産業化を通じて、再生産可能な養殖水産物に対する課題解決を後押しします

世界的な人口増加や食文化の変化を背景に、水産物の需要は年々増加しており、再生産可能な養殖水産物に対するニーズはますます高まっています。 一方で、海面での養殖の適地は限られており、今後も伸長する水産物需要を支えるためには陸上養殖の産業化が必要となります。

場所を選ばない養殖が可能となり、持続可能な社会の実現をサポートします

FRDジャパンは、サーモントラウトを養殖・販売する企業です。本契約に基づく資金は、2023年7月に千葉県富津市において着工するサーモントラウトの陸上養殖商業プラントの 建設資金に充当される予定です。天然海水を使用せずに飼育水を閉鎖循環させながら水質を維持できるプラントで、場所を選ばずに消費地近郊で養殖を行うことが可能となります。本融資を通じて、 高鮮度な商品を低い輸送コストで流通させる仕組みの実現をサポートします。

【スキーム図】

• ※ローンマーケットアソシエーション(LMA)、アジア太平洋地域ローンマーケットアソシエーション(APLMA)及びローン・シンジケーション・アンド・トレーディング・アソシエーション(LSTA)