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TDK株式会社へのシンジケーション方式によるサステナビリティ・リンク・ローンの実行について

2023年8月9日

株式会社 りそな銀行

りそなグループのりそな銀行(社長 岩永 省一)は、お客さまとともに持続可能な社会を目指す取り組みの一環として、TDK株式会社(代表取締役社長 齋藤 昇)に、シンジケーション方式のサステナビリティ・リンク・ローン※1(以下「SLL」)を実行しました。

取引金融機関と連携して、お客さまの持続可能な社会の実現に向けた活動を後押しします

TDKは受動部品、センサ応用製品、磁気応用製品、エナジー応用製品を主たる事業とする総合電子部品メーカーです。「TDK環境ビジョン2035」のもと、事業活動における環境負荷の最小化と自然環境の育成、社会に貢献する製品の提供が企業の責務であるとの認識を持って、サステナブルな社会を目指すための取り組みを推進しています。

今回、同社のビジョンを実現するため、「サステナブルファイナンス・フレームワーク※2」を策定し、CDP気候変動スコア※3において最も評価が高い「リーダーシップレベル(AとA-)」を維持すること、および、2025年度における再生可能エネルギー電力導入率で50%達成することをSPTに設定しました。

また、策定したフレームワークは、株式会社格付投資情報センターによりSPTの合理性についてセカンドオピニオンを取得しています。

【シンジケートローンの概要】

実行日 2023年8月9日
借入金額 800億円
資金使途 事業資金
リード・アレンジャー りそな銀行
アレンジャー 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、みずほ銀行
第三者評価機関 株式会社格付投資情報センター(R&I)
  • ※1環境・社会・経済に対するお客さまの「サステナビリティ戦略」と、それに整合した目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット 以下「SPT」)を定め、達成状況に応じて金利等の融資条件が連動する借入手法です。
  • ※2グリーンファイナンスおよびサステナビリティ・リンク・ファイナンスによる資金調達を継続的に実施していくことを前提とした包括的な枠組みを規定したもの。
  • ※3CDPは企業の環境活動に関する情報開示と行動を促すことを目的として2000年に設立された英国のNPO。投資家やサプライヤーの要請を受けて気候変動、水セキュリティ、フォレストの3種類の質問書を企業に配布・回収・集計し、評価する。気候変動スコアは、3つの質問書のうち、気候変動の質問書に回答した企業に与えられる評価で、①環境活動に関する開示、②リスクに対する認識、③リスクマネジメント、④リーダーシップの観点からA、A-、B、B-、C、C-、D、D-の8段階で表される。CDPの気候変動スコアは企業の回答書と共にCDPのホームページに公開される。
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