「ベンチャーデット」による融資の実行について
2024年1月10日
株式会社 りそな銀行
りそなグループのりそな銀行(代表取締役社長 岩永 省一)は、ベンチャー企業のお客さまの成長を後押しする取り組みの一環として、株式会社Vitaars(代表取締役社長 中西 智之)に「ベンチャーデット」による融資を2023年12月28日に実行しました。なお、りそな銀行において「ベンチャーデット」による融資の実行は本件が初となります。
「ベンチャーデット」においては、財務内容を基本とするような従来の借入とは異なり、成長性・将来性の観点に踏み込んだ事業性評価に基づいて取引先の資金調達を支援します。
遠隔ICU※サービスの普及に貢献することで、日本医療の質の向上や医師の働き方改革を後押しします
株式会社Vitaarsは、遠隔ICUサービスの提供を通して、日本医療の質の向上や医療DX推進、医師の働き方改革への寄与を目指しています。りそな銀行は、遠隔ICU市場のパイオニアである株式会社Vitaarsの経営ビジョンや事業内容に共感するとともに、遠隔ICUサービスの普及に貢献していくために本件を実行しました。ご融資後も成長ステージに応じた伴走支援を行い、中長期的な成長をサポートします。
【本件概要】
融資実行日 | 2023年12月28日 |
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借入金額 | 2億円 |
借入期間 | 5年 |
資金使途 | 長期事業資金(営業力強化に伴う人件費や販売促進費など) |
【株式会社Vitaars概要】
所在地 | 兵庫県神戸市中央区八幡通3-2-5 IN東洋ビル605 |
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事業内容 |
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設立日 | 2016年10月13日 |
資本金 | 10,000千円 |
代表者 | 代表取締役社長 中西 智之 |
- ※遠隔ICUとは遠隔医療のひとつ。集中治療に成熟した医療従事者が協力して重症患者における医療体制を提供する、ビデオ音声通話やコンピュータシステムなどを用いた集中治療における診療支援システムのこと。
現在、医療業界では、集中治療専門医と集中ケア認定看護師等の全国的な不足や地域偏在が深刻化しており、救命率に直結する診療レベルの格差や医師の過重労働、医療費の増大といった社会課題に繋がっているが、その課題解決に向けて遠隔ICUの普及が期待されている。