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旧黒須銀行の復元修理に向けた入間市への寄附実施について

2023年7月3日

株式会社 埼玉りそな銀行

埼玉りそな銀行(社長 福岡 聡)は、銀行建築※1である旧黒須銀行(以下、「本建物」)の復元修理を支援するため、企業版ふるさと納税※2を活用して入間市への寄附を行い、2023年6月30日に入間市から感謝状が贈呈されました。

本建物は当社の前身銀行の一つである黒須銀行本店として1909年に建てられた銀行建築です。今秋から復元修理工事を予定しており、完了後は人々が交流るまちづくり拠点としての検討が進んでいます。入間市の指定文化財である本建物の復元を後押しし、地域の魅力向上に貢献します。

2023年6月30日(金)弊社本社での感謝状贈呈式

左から入間市長 杉島理一郎、埼玉りそな銀行 社長 福岡聡

旧黒須銀行の写真

黒須銀行とは

1900年に豊岡町大字黒須に設立された当社の前身銀行の一つで、道徳に基づいた経営を行っていたことから「道徳銀行」と呼ばれていました。顧問として設立に関わった渋沢栄一はそれを喜び、1913年に「道徳銀行」と揮毫した扁額を旧黒須銀行に贈りました。その扁額は現在、当社の応接室に掲示されています。

現存する建物は、明治42年(1909)に建てられたもので、昭和35年まで埼玉銀行豊岡支店として営業が行われていました。その後、昭和52年に入間市に寄贈し、現在は入間市の指定文化財となっています。明治期の地方銀行に特徴的な土蔵造りで、貴重な文化財として保存が図られています。

なお、当社子会社の地域デザインラボさいたまでは、県内複数の自治体から企業版ふるさと納税マッチング支援業務を受託しています。財源の確保と地域課題解決政策の実現を後押しており、引き続き地域の魅力を創出・発信して いきます。

【地域デザインラボさいたまの主な自治体への地域課題解決の取り組み】

2021年12月 埼玉県から「川の再生推進工事(飯能地区河川利活用検討業務)」を受託
2022年3月 加須市から「埼玉県済生会加須病院を核とした新たなまちづくりコンセプト策定業務」を受託
2022年4月 越谷市から「企業版ふるさと納税PR等支援業務」を受託
2022年9月 伊奈町から「伊奈町DX推進基本計画策定業務」を受託
2022年9月 宮代町から「須賀小学校地域拠点施設基本構想策定支援業務」を受託
2022年10月 株式会社まちづくり寄居から「地域経済活性化促進アドバイザリー業務」および「ソフト事業推進アドバイザリー業務」を受託
2022年10月 埼玉県から「川の再生推進工事(日高地区河川利活用検討業務)」を受託
2022年11月 熊谷市の「熊谷市子育て支援・保健拠点施設整備事業」の優先交渉権者に選定
2023年1月 埼玉県から「県営大宮長山団地再生業 事業者ニーズ調査業務」を受託
2023年5月 埼玉県から「令和5年度市町村企業版ふるさと納税支援事業業務委託」を受託
(2023年5月31日現在で、ふるさと納税に関する業務受託は累計で11件)

2023年5月

埼玉県から「『(仮称)渋沢栄一起業家サロン』機能等検討調査業務委託」を受託

2023年6月

旧川越支店(国登録有形文化財)における新名称の公開投票実施について
  • ※1銀行の用に供される建物
  • ※2「企業版ふるさと納税」とは、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクト(地域再生計画)に対して企業が寄付を行った場合に、法人関係税から税額控除される仕組み(最大で寄付額の約9割が軽減)で、企業として税制上の優遇措置を受けながら、地方創生を支援することで社会貢献ができる制度です。