神戸発 スタートアップ企業 株式会社Nankaへの融資実行について ~地域金融と行政の連携による支援スキーム~
2025年12月25日
株式会社 みなと銀行
りそなグループのみなと銀行(社長 持丸 秀樹)は日本政策金融公庫(総裁 田中 一穂)と連携し、神戸発のスタートアップ企業である株式会社Nanka(社長 森分 啓太)への協調融資を本日実行しました。
同社は、読み書き困難者「ディスレクシア※1」向けの学習支援サービス『もじソナ』を提供しており、AI技術を活用した革新的なWebアプリで学習負担の軽減を目指しています。AIが教材の内容を解析し、文章を音声で読み上げることで、読み書きに困難を抱える利用者の理解を助け、学習意欲の維持や習慣化を支援します。
今回の融資は、「ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム 金融部会」のクローズドピッチ※2を通じて実現したもので、みなと銀行は、学習支援の新しいかたちを通じて、社会課題に挑む革新的な事業を支援します。
- ※1全体的な発達に遅れはない一方で、文字の読み書きに限定した困難を伴う学習障害
- ※2資金調達などを目的として、限られた関係者のみを対象に行われる非公開のプレゼンテーションの場
【融資先の概要】
| 企業名 | 株式会社Nanka |
|---|---|
| 代表者名 | 森分 啓太 |
| 設立 | 2025年3月10日 |
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区浪花町56 起業プラザひょうご内 |
| 事業内容 | 読み書きに困難を抱えるディスレクシアの方々向けに、AIが教材を解析し音声で読み上げる学習支援サービス『もじソナ』を開発・提供 |
ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム「金融部会」について
兵庫・神戸地域から新たなビジネスを創出するため、行政・企業・大学・金融機関・VCなどが連携して2019年12月25日に設立された組織。金融部会では、参加する金融機関やベンチャーキャピタルが、それぞれの専門性を活かしながら、地域のスタートアップに対して事業面・金融面の両側から協調支援を行い、イノベーションの促進とグローバル展開を後押ししている。

ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム「金融部会」への参加機関
(15機関、順不同)
| 金融機関 | 日本政策金融公庫 神戸創業支援センター(幹事)、三井住友銀行、三井住友信託銀行、みなと銀行、日本政策投資銀行、商工組合中央金庫、兵庫県信用保証協会、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行 |
|---|---|
| ベンチャーキャピタル | みなとキャピタル、ミライドア、神戸大学キャピタル、ライトアップベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタル、ジャフコグループ |