Top Message ごあいさつ

本年、りそなグループは、2003年の預金保険法に基づく公的資金注入と「りそな再生」のスタートから20年の節目の時を迎えました。一つの歴史の節目にあたり、ご支援をいただいた全ての関係者の皆さま方に、心より深く御礼を申し上げます。

この度、りそなグループでは、これまでの20年の再生の軌跡をまとめた社史(書籍版)「りそなグループ 20年のあゆみ -変革への挑戦- 」の発刊と併せて、Web社史として20年特設サイトを開設いたしました。

今回の私たちの社史は、企業としての設立を起点としたものではなく、敢えて2003年5月17日を起点とし、その後の20年を中心に構成しています。

2003年5月17日は、りそなグループに対し預金保険法第102条第1項第1号に基づく公的資金の注入が決定された日です。グループのそれまでの歴史は変わり、今日につながる「変革への挑戦」が始まった日でもあります。

2003年、りそなグループはなぜ公的資金の注入に至ったのか、また「りそなショック」から私たちは何を学び、そして、どのような再生の軌跡をたどってきたのか。私たちは、このりそなグループの原点と正面から向き合い、学びや教訓をグループのDNAとして、次世代に正しくつないでいくことが、りそなグループをさらに前に進めていくための原動力になるものと考えています。

りそなグループでは、2023年5月、これまでの経営の根底に流れる想いをまとめた「パーパス」と新たな中期経営計画を策定いたしました。改めて、「これまでの感謝」と「強い覚悟」を持って、歴史を深く胸に刻み込むとともに、「あの時、りそなを残して良かった」と思っていただけるリテールNo.1の金融サービスグループの実現を目指して、新たな歴史をつくりにいきたいと考えています。

引き続き、りそなグループのさらなる挑戦に、変わることのないご指導・ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。