りそなのDNAストーリー
テーマ 01
変革への挑戦
「りそな再生プロジェクトチーム」と
「りそな競争力向上委員会」
りそな再生に向けて若手従業員を中心とした意識改革が起こり、その後のりそな改革を推し進める原動力となった。
若手を中心とした 「りそな再生プロジェクトチーム」
金融業界全体が
不良債権処理に悩まされ、
多くの銀行が経営難に…
業界全体で金融再編が進む中、りそなも再編を経て危機を打開しようとしたが…
2003年5月約2兆円に上る公的資金注入が決定
いわゆるりそなショック※早期健全化法等に基づく公的資金注入額含
その直後
りそな再生に向け、
組織風土改革の一環として、若手を中心とした
りそな再生
プロジェクトチーム
メンバーを大募集!
80名の定員に
約700名の応募!
参加したメンバーの声
ここまで育ててもらった恩もあり、それを反故にして会社を去るわけにはいかない。会社に残る以上は、自分の手で何かしてみたいと思った。
自分が出来ることをやり切って、それでも会社は変わらない、先が見えないと判断したら辞めればよい。今の思いをぶつけて、やれることをやってみようと素直に思った。
会社に残るなら思い切って会社を変えてやれ、と思った。若手にも活躍できるチャンスが与えられると期待して、手を挙げた。
プロジェクトメンバー決定!
参加が決まったメンバーは
りそな再生に向け
計8つのテーマで検討をスタート
りそな再生に向け、
通常業務と兼務し
休日返上で提言案をまとめた
2003年9月経営への提言
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経営理念の見直し
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オペレーション
改革 -
システムの再構築
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CS※向上に向けた
研修プログラムの導入 -
店舗改革
CS…Customer Satisfaction (顧客満足度)
りそな再生のために立ち上がった
若手従業員たちの熱い想いやアイデアを
まとめた提言は、りそなグループの
「改革の原動力」「再生の基礎」に!
お客さま目線を取り入れた 「りそな競争力向上委員会」
りそなグループの再生に向け
営業力とコスト競争力の
向上のため、
2003年8月
「りそな競争力向上委員会」を発足
グループの競争力
向上のための
改革を
組織横断的に
検討・
推進する
さらに、
「りそな再生プロジェクトチーム」の提言を具体化し改革をすすめる組織
りそな競争力向上委員会
現場や外部の声を
積極的に取り入れることで
従来の銀行とは異なった視点での改革が期待された
設置後アドバイザーチームの動きは素早かった
徹底した外部目線でサービス業への転換と
コスト競争力強化への改革を提案
アドバイザーチームの提案
テーマごとに具体的な改善策を導き出した!
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銀行では購買における競争原理が不十分なのではないか…
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お客さまをお出迎えするのに銀行員がカウンターに座っているのはおかしい
それに対して
りそな社内では従来の銀行の慣習との違いに戸惑いも…
費用対効果が
示しにくい
現在の仕組みを変えると、○○のリスクがあるが大丈夫なのか
その中で…
社内のマインドは
徐々に変化していった
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年齢や職種に関わらず様々な従業員から意見が出る
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お客さまのポジティブな反応に自信が生まれる
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サービス業としての金融を自ら語り企画するようになる
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意見やアイデアが実現されることが当たり前になる
従業員たちの期待感の高まりと共に様々な革新的な施作が実現!
社内と社外、両輪での「改革」から生まれた 施策・サービス
17時まで営業
銀行窓口の営業時間を平日17時まで延長
待ち時間ゼロ運動
業務フローの見直しにより窓口での待ち時間を短縮
店舗改革 (次世代型店舗)
「総合受付」「クイックナビ」「相談ブース」を設け、お客さまをお待たせしない次世代型店舗への移行
3ない3レス運動
お客さまの「3ない (待たせない・押させない・書かせない) 」と、銀行事務の「3レス (ペーパーレス・キャッシュレス・バックレス) 」を同時に実現
金融サービス業へ進化する
今のりそなの原型となった!
従業員とお客さまの声
施策を通じて徐々に従業員の意識が変化し、りそな全体の企業・組織風土改革にもつながった。
さらに、お客さまからも嬉しい評価を多数いただいた。
従業員の声
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多様な価値観を認め合うDNAが生まれた
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「自ら気づき、考え、行動する」という企業風土が生まれた
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大事なのは変化・失敗を恐れず何事も挑戦すること
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変わり続けることを当然だと思うことができる企業文化こそ残していくべき
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一人一人が変革の当事者である自覚を持つことを大切に
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今の当たり前を今後の当たり前と思わず常に変化に柔軟に
お客さまの声
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店舗での手続きが
早くなった -
りそなが「変わった」と思うことが増えた
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お客さまの目線に立った
サービスが増えた