トップメッセージ


平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
2023年3月期は、「レゾナンス・モデルの確立(Resonance:「共鳴」)」を基本方針とする中期経営計画の最終年度でしたが、既存ビジネスの深堀と新たな挑戦、そして基盤の再構築という3つの柱については、一定の成果をお示しできたものと考えています。一方で、時代の転換点を迎えるなか、収益力の増強やリスクガバナンスのさらなる強化が必要であると認識しております。
りそなグループは、本年、「りそなショック」から20年の節目を迎えました。この間、お客さまや株主の皆さま、地域社会の方々からの多大なるご支援を頂き、今日のりそなグループがあります。
こうしたなか、「感謝と決意」をもって、本年5月、グループのパーパスと長期ビジョンを制定し、グループの理念体系を再整理しています。「金融+で、未来をプラスに。」というパーパスには、多様化・高度化するお客さまや社会のニーズに寄り添い、金融の枠にとどまらない発想で未来をプラスに変えていきたいという強い想いが込められています。りそなグループは、「りそな改革」のスタートから20年を経て、新たな中期経営計画とともに、名実ともに「再生」のステージから、「リテールNo.1」の実現に向けた新たな挑戦に踏み出します。
そして、変化の時代に、お客さまへ新しい価値を提供し続けるために、これまでのビジネス構造・経営基盤の次世代化に向けて、グループの構造改革(CX:コーポレート・トランスフォーメーション)に取り組んでまいります。
これからも、「お客さまの喜びがりそなの喜び」という基本姿勢を貫き、「りそな再生」の成功体験を乗り越え、グループ一丸となって企業価値の最大化に取り組んでまいります。今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2023年5月