りそなグループが長期的に目指す姿
2023年、当社は公的資金の注入・りそな改革のスタートから20年の節目を迎えました。
この20年という節目に、これまで築き上げた「変革のDNA」を次世代に引き継ぎながら「リテールNo.1」実現に向けて加速する考えです。
一方で、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)やデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流等の歴史的な構造転換期において、お客さま・地域社会のこまりごとは一層多様化・高度化していくことが予想されます。また、当社の特性である「リテール」や「マルチリージョナル体制」は、地域密着型のきめ細やかなビジネス展開を可能とする反面、高コスト性を内包しており、収益・コストにおいて構造的なミスマッチが生じています。
これらの課題を克服し、「お客さまの喜びがりそなの喜び」という基本姿勢を貫きながら、これまで以上に社会に貢献していくためには、自らが「これまでのビジネス構造や、それを支えてきた経営基盤を変革するコーポレートトランスフォーメーション(CX)」に踏み出さなければならないとの認識の下、CXに向けて「価値創造力の強化」と「経営基盤の次世代化」に取り組んでいます。
中期経営計画(2023年度~2025年度)
2023年5月に公表した中期経営計画は、「長期的なコーポレートトランスフォーメーションに取り組む最初の1,000日」という位置づけで、SX・DXの潮流等を見据えた「変化への適応」および「収益・コスト構造改革のさらなる加速」を図っていきます。
お客さまのこまりごと・社会課題を起点としたビジネスの深掘や新たな価値創造への挑戦を通じた「価値創造力の強化」、グループ連結運営のさらなる強化と一体的な基盤改革を通じた「経営基盤の次世代化」に取り組んでいます。
りそなの本気②「午後5時※まで営業」、時間の常識への挑戦
銀行の窓口は、午後3時まで。これは銀行の常識です。
でも、これって考えてみれば不便ですよね。
24時間営業のコンビニや、深夜まで開いているスーパーがある時代に、「銀行はなぜ3時で閉まるの?」「不便」、
そんな声が多くのお客さまから寄せられていました。
そうした声にお応えし、私たちは平日午後5時までの営業を開始しました。
この「午後5時まで営業」は、それまでの銀行の常識を変え、本気のお客さま本位のサービス実現に向けた、大きな第一歩となりました。
- ※りそな銀行、埼玉りそな銀行および関西みらい銀行の一部店舗で午後5時まで営業しています。