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造形・美術部門

第27回全国特別支援学校文化祭の造形・美術部門の受賞作品をご紹介します。

文部科学大臣賞

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『わたし げんき』

鳥山理句さん

(鹿児島県立加治木養護学校 中学部1年)

作業学習で、友達と一緒にランプシェードを作りました。赤や青に染めた紙が、ランプの光を透かして輝いていたので、その様子を思い出しながら描きました。楽しそうに作業している私と、友達の大きな笑顔です。

全国特別支援学校文化連盟会長賞

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『思い出のデパートがなくなった日』

新田愁夜さん

(福島県立大笹生支援学校 高等部3年)

住んでいる街の唯一のデパートが、閉店した直後の場面を切り絵で表現しました。自分の街にあることが当たり前だと思っていたデパートが、あっけなくなくなってしまった寂しさを込めています。

りそなグループ賞

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『あふれる力』

鷹架雄大さん

(青森県立七戸養護学校 高等部3年)

凹凸を付けた画面に、花ちり紙を貼ったりスタンプを押したりして制作しました。花ちり紙はハサミで切らずに手でちぎることで、力強い仕上がりになりました。花ちり紙をちぎる活動が楽しくて、沢山ちぎって貼りつけていました。

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『大きな観覧車』

國分優希さん

(青森県立八戸第二養護学校 中学部2年)

自分の気持ちの明るくて楽しい部分を、観覧車で表現してみました。

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『サバンナ』

中久喜蓮さん

(東京都立足立特別支援学校 高等部1年)

写真を見ながら、鉛筆と水性マーカーで描画した作品です。固有色にこだわらず、自由な発想で着色しました。着色後、画像をPCに取り込み、デジタル加工を施しました。

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『竜宮院』

石田唯我さん

(富山県立高岡支援学校 高等部2年)

竜宮院は、神様とタボちゃんが暮らす夢の世界。タボちゃんは、私とは違う世界の住人です。

全国盲学校長会長賞

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『ゆびのダンス~ぼくのすきないろ~』

大矢慎平さん

(神奈川県立平塚盲学校 幼稚部3歳児クラス)

音楽に合わせて両手の指をリズミカルに動かして描きました。10本の指が仲良くダンスを踊って完成した作品です。

全国聾学校長会長賞

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『やさしい花』

德田笑美さん

(広島県立広島南特別支援学校 中学部2年)

作業学習で育てている花を描きました。花や葉の複雑な形や光と影の色をよく観察しながら制作を進めました。この花を育てているととてもやさしい気持ちになるので、「やさしい花」という題名をつけました。

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『自画像』

鈴木健斗さん

(香川県立聾学校 中学部1年)

顔の名前をきいて、きれいに描きました。目、口、鼻など一つ一つ名前を聞いて、丁寧に描きました。顔のパーツ(目、鼻、口)を確認しながら、丁寧に書きました。顔の色は、赤、白、黄色を混ぜて、てんてんと着色しました。

全国特別支援学校肢体不自由教育校長会長賞

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『木もれ日の中で』

平賀美咲さん

(岡山県立岡山支援学校 高等部3年)

川のせせらぎの中で水の泡たちがはじけ、木もれ日の中で森の精たちが飛び交っているイメージを表現しました。一滴落ちては広がりゆくインクに躍動感が生まれるようにと、強く、またそっとボトルを握りました。

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『うえきばちです』

佐藤翔さん

(佐賀県立中原特別支援学校 小学部2年)

国語や夏休みの宿題で読んだ「うえきばちです」に出てくる「のっぺらぼう」を版画にしました。担任の先生と一緒にいろいろな素材を破ったり切ったりして、どこに貼るかを決めながら版を作りました。

全国特別支援学校知的障害教育校長会長賞

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『太陽と果物』

伊藤結依さん

(秋田県立ゆり支援学校 高等部1年)

日差しに照らされた果物が生き生きと感じられたので描きたくなった。白黒で下描きし、乾いてから着色した。先生に「全体をカラーにしないの?」と聞かれたが、果物を引き立たせるために周辺に白黒を残した。

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『でんしゃ』

甲州正樹さん

(山形県立新庄養護学校 中学部3年)

描きたいものが決まると一気に制作する作者。紙を切り貼りしているところもあり、細部までていねいに描きこんでいます。雪と速度の対比が作品に時間と空間の広がりを生み、見る人に物語の情景を感じさせる作品になりました。

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『落ち葉の広がり』

今泉真樹さん

(茨城県立石岡特別支援学校 中学部3年)

ニードルでスクラッチして描きました。スクラッチの太さや向きを変え、葉脈の明暗と濃淡を表現しました。アクリル絵の具で着彩し、黒い背景に浮かびあがる美しい秋に仕上げました。背面から光を当てて観賞ください。

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『楽園』

小川創士さん

(茨城県立伊奈特別支援学校 中学部3年)

コラグラフの技法を用いて、植物や針金、ビーズなど身近な素材を下地に貼り付け、銀河や蝶、花などのモチーフを表現しました。東京オリンピックのエンブレムに採用された市松模様を取り入れ、金属風の光沢を出しました。

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『桜の木』

中井寛虹さん

(三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園 高等部3年)

4月に学校が休校になっているときに制作した貼り絵です。春と言えば、「おおきなさくらのき」。丸くて大きな桜の花から桜吹雪がはらはら舞っています。

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『いっぱいいねをはこんだよ』

川戸花音さん

(京都府立与謝の海支援学校 小学部5年)

全校で毎年取り組んでいる稲作り。自分たちで刈った稲をたくさん抱え、何往復もあぜ道まで運びました。頑張ったその様子を、パスと絵の具を使ってダイナミックに描くことができました。

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『生命の樹の中で』

石本琳太郎さん

(大阪府立豊中支援学校 中学部3年)

樹脂板全体に黒い絵具を塗り、乾く前にへらで引っ掻いて模様をつけ、紙にその模様を写し取りました(モノプリント版画)。絵具の感触を楽しむように力強くへらを大きく動かして模様を描き、その後、裏から染料で彩色しました。

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『春菊』

田川和暉さん

(山口県立下関南総合支援学校 高等部3年)

学校の畑に咲いている春菊の花を、画用紙に墨や色鉛筆、絵の具で色を使って描きました。墨で描くのが面白かったです。

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『僕、1位になったよ!Ⅱ』

大谷春樹さん

(山口県立宇部総合支援学校 高等部2年)

前作が、ぐうですぐう主催「芸術ってなんじゃ大賞」の特別賞に輝き、そのうれしさややる気がみなぎって生まれた同構図の新作となります。前作と比べ、空気の流れを意識したことで生まれている“疾走感”が見所です!

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『鳥たちの夢』

木本雅尚さん

(長崎県立希望が丘高等特別支援学校 高等部3年)

この絵は、いろいろな色を使って描きました。背景は夜を表現しました。描いていて、とても楽しかったです。

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『ガジュマルの森』

浅沼昊汰さん

(沖縄県立名護特別支援学校 中学部2年)

緑豊かな学校のガジュマルの木を、クレヨン、絵の具、泡絵の具の技法を使って描きました。