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書道部門

第27回全国特別支援学校文化祭の書道部門の受賞作品をご紹介します。

文部科学大臣賞

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『自分らしく生きる』

杉山鴻希さん

(岐阜県立揖斐特別支援学校 高等部2年)

障がいを受け入れ、堂々と生きている女性の生き方に感銘を受けたときの心情を作品に込めて創作しました。「生きる」という文字が一本調子にならないよう、力強く荒々しい表現にしました。

全国特別支援学校文化連盟会長賞

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『みんなへ、そして自分へエール』

佐藤和音さん

(福島県立郡山支援学校 高等部3年)

新型コロナウイルス感染症感染拡大により、私達の生活は一変。しかし、私達はあきらめずに、一歩一歩、進んでいかなくてはならない。方言で「負けていられない。」がんばるみんなへのエールを一文字一文字に込めて。

りそなグループ賞

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『白妙』

佐藤憂奈さん

(北海道旭川高等支援学校 高等部2年)

「白妙」という字は、百人一首の中から選びました。「白妙」には「白い色」という意味があるため、白から雪をイメージし、細字を「天空に舞いちる雪よ」にしました。白妙を柔らかいイメージで書けたので良かったです。

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『ぼくのすきな字』

須々木康平さん

(岡山県立岡山支援学校 小学部2年)

教師の手本を見て、書き方がわかると「やる」と言って進んで筆を持ちました。筆先を見ながら腕を大きく動かして、用紙いっぱいに思いっきり書きました。力強い作品になりました。

全国盲学校長会長賞

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『輝く未来』

吉岡夏輝さん

(熊本県立盲学校 高等部3年)

もうすぐぼくは卒業します。進路先を決めようと、4ヶ所の事業所で実習をしてきました。
ぼくの未来が輝くものになるように「輝く未来」と書きました。

全国聾学校長会長賞

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『手話』

塩田悠さん

(香川県立聾学校 小学部6年)

ぼくがいつも友だちと話すときに使う「手話」という文字を書きました。大きな紙なので思い切り書きました。

全国特別支援学校肢体不自由教育校長会長賞

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『流星群』

工藤恒友さん

(青森県立青森第一高等養護学校 高等部2年)

字の大きさや全体のバランスを調整するのが難しく、字が太すぎたり文字が大きすぎて紙に収まらなかったりしました。最初に太く入り、だんだん細くしていくことに気をつけながら書きました。

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『楽しい気分』

山本心夏さん

(東京都立あきる野学園 中学部3年)

筆を持つ手をヒジの部分で支えてもらい、一気に腕を動かし、想いを書いてみました。一気に仕上げていくスタイルでたくさん書きました。その中の一枚。本人もとっても良い表情で選んでいました。

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『明』

樺島唯さん

(熊本県立熊本かがやきの森支援学校 中学部2年)

甲骨文字の「明」を参考にして書きました。紙全体を使って、力強い線で書くことができました。渇筆を出し、勢いある立体的な作品に仕上がりました。

全国特別支援学校知的障害教育校長会長賞

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『望』

佐々木悠和さん

(岩手県立盛岡みたけ支援学校奥中山校 中学部2年)

生活単元学習の授業で作成しました。字形を理解するための半紙練習後、大きな紙に文字を大きく太く書く練習をしました。立体的な表現を目指し墨量に変化をつけ、自由奔放に書きました。

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『無題』

山﨑竣介さん

(岐阜県立飛驒特別支援学校 高等部3年)

美術部の活動で清書しました。半切は初挑戦です。

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『やればできる』

山口諒子さん

(香川県立香川丸亀養護学校 中学部2年)

部活動や毎日の自主通学など、不安な時やへこたれそうな時、やってみたいけど自信がない時はいつも「やればできる」と声に出しチャレンジしてきました。これは、今頑張る私を未来に描く理想の私へとつなぐ魔法の言葉です。この言葉を思い切り紙面にぶつけてみました。

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『釋迦弥陀』

山本航平さん

(長崎県立川棚特別支援学校 高等部1年)

この言葉は、祖父が好きな言葉です。週1回通っている書道の先生にお手本を書いてもらい、自宅で2時間程かけて書き上げました。

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『博学而篤志』

比嘉華乃さん

(沖縄県立沖縄高等特別支援学校 高等部3年)

この作品は、『論語』子帳篇に登場する子夏の「学問をするときの心構え」を述べた言葉です。今後も生涯に渡って、何事も学び続けて成長していきたいという思いを込めて一生懸命書き上げました。

全国特別支援学校病弱教育校長会長賞

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『夢と希望』

若林詩音さん

(富山県立ふるさと支援学校 高等部3年)

高等部卒業後も「夢と希望をもち続け、前進していきたい。」という思いからこの文字を選びました。自分の表現したいイメージを探りながら取り組み、伸びやかな運筆で一字一字丁寧に書きました。

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『大我』

佐藤颯斗さん

(大分県立別府支援学校石垣原校 高等部2年)

「大我」とは仏教用語で悟りの境地という意味です。この作品を書くときに、他のことに惑わされずに集中して書くことができたと思うので、タイトルは「大我」という言葉をつけました。